Kindle本の価格がアメリカと日本では違っていた

英語版のKindle本、The Light of the Jungle が無事正式登録された。

http://www.amazon.com/Light-Jungle-ebook/dp/B004KNWE1Q/

ところが、価格が6.99ドルになっている。私は4.99ドルで申請したのに2ドルも高くなっている。そういえば、友人も申請価格より2ドル高くなったと言っていた。そこでアメリカでの販売価格を調べてみることにした。アマゾンの英語ページである amazon.com にアクセスすると左上に Your Country or Region というのがある。日本からアクセスすると、自動的にここが Asia & Pacific になる。これを手動で United State に変えるだけだ。すると、4.99ドルになっていた。申請したとおりの価格だった。自分の本だけでなく、他の本も調べてみた。Fictionの1ページに出てくる12冊を見てみると、2冊は同一価格で10冊はちょうど2ドル日本の方が高かった。なぜアメリカと日本では2ドルも違うのだろうか。

amazon.com 日本から見えるページamazon.com アメリカで見えるページ

ネットで検索結果、国際ローミング代がこの2ドルに含まれているということが分った。アメリカでは AT&Tの3G回線を使ってユーザーはダウンロードする。この回線使用料は本の代金にあらかじめ含まれている。海外での回線は国際ローミングになるらしい。それで高くなるというわけだ。Wifiなどを使う場合はこの3G回線は使わない。だったら回線使用料は無料にしてもよさそうだが、KIndleはパソコンなどでダウンロードした場合でも、後で他の機器で無料でダウンロードできる。ということは、後で3G回線を使ってKindleでダウンロードするケースを考えているようだ。それがこの2ドルの理由だった。世界中で3G回線を使って無料でダウンロードできる、その便利さの奥にはこういう仕掛けがあった。

アマゾン キンドル(Kindle)に英語の本をアップしてみた

Amazon Kindleに英語の本をアップしてみた。初めてのKindle出版なのでちょっと手間取ったがなんとか正常にアップできたみたいだ。あとは、正式に承認されるだけだ。既にKindle出版を行っている友人に聞いたところ、24時間くらいで承認されたというから、目が覚めたときには正式にKindleのページに載っているかもしれない。

The Light of the Jungle

Kindleにアップロードするファイルは、通常はHTMLかWordファイルが多いようだが、今回はEPUB編集ソフトであるSigilのmac版で作ってみた。Sigilで作成したEPUBファイルをKindleGenでmobiファイルに変換すると、PCやmacのKIndleリーダーでも確認できる。主に、iPad版Kindleでチェックしながらファイルを作成した。

AmazonのKindle direct publishing のページで、Sigilで作ったEPUBファイルを問題なくアップできた。ただひとつ問題がある。目次ページだ。Kindleのフォーマットは元々はEPUBの拡張版なので非常に近いらしいのだが、目次の作り方がかなり違う。今回は、Kindle内では目次と認識されないけど目次としては機能する目次ページ(この説明だと訳が分からないかも)を作成した。後で改訂版を出す予定だ。

Kindleの場合は著者の印税が70%になるということで話題になっているが、日本の場合はどうも違うようだ。

http://hon.jp/news/1.0/0/2072/

アメリカ、イギリス、カナダの3カ国だけ70%のオプションがあるようだ。ただ、Kindleの登録画面では35%と70%を選べるようになっていた。もちろん70%を選んだのだが、どうなるだろうか。そういえば、既にKIndle版の写真集を出している友人も、70%を選んだけど承認されたのは35%だったと話している。私も承認結果を見てみよう。

アマゾンから英語版の電子書籍を出版(予定)

あけましておめでとうございます。
去年始めたこのCampur Booksのブログ、一時中断していましたがこれからも続けていきますので、よろしくお願いします。

PDFで作成した電子写真集を前回紹介したが、他にも電子書籍を作成中だ。アメリカのアマゾンに出す予定の英語の電子書籍だ。

この本のオリジナル日本語版は、カメラマンである友人の大西信吾さんが書いた子供向けの本だ。大西さんはミャンマーの自然の写真をライフワークにしている。特にミャンマーのゾウとゾウ使いに関しては世界でも最も詳しい人だろう。ミャンマーのジャングルで彼らと一緒に何ヶ月も生活している人だ。その大西さんがミャンマーのジャングルを背景にした異色の童話がこの「ジャングルの光」だ。

英語版を出す上で最も大変なのが翻訳だが、今回は大西さんの知り合いでもあるアメリカ在住の翻訳家Uさんに頼んだ。そろそろ校正版が上がってくるころだ。英文が出来上がったら、挿絵の代わりに大西さんの写真を使い、それらをSigilを使ってEPUBにまとめる。それをアマゾンDTPにアップして完了。首尾よくいけば、今月1月の半ばあたりにアマゾンのアメリカサイトに並ぶことになる。

電子書籍による写真集、電子写真集をアップした

最後のアップが8月3日だから、もう4ヶ月以上前になる。こんなに間が開いて申し訳ない。

他の仕事(コンピュータ関係)が急に入ってきたことや、写真サイト(Campur Photo)の新規立ち上げが重なってしまったからだ。といっても、これだけ間があくと言い訳にもならない。これからは、現状報告くらはやらなければ。

ところで、Campur Photo のほうで電子書籍のページを作成し、無料の電子書籍を2冊アップした。

両方ともPDFで作成し、サイズはiPadとiPhoneに最適化している。今回、ePub方式も検討したが、ePubだとどうしても余白ができてしまう。写真だけを画面いっぱいというのは無理だった。というわけで、PDF形式にした。それに、PDFだとほとんどどの機種でも見ることができる。ファイルはiPad用、iPhone用というようにしているが、これらの機種で見るとサイズがピッタリで余白ゼロで見ることができるというだけで、PCやMacそれにAndroid携帯などどの機種でも見ることはできる。

もうひとつの格安翻訳サービス、myGengoを使ってみた

コニャックより若干高いが、それでも格安の翻訳サービス myGengo を使ってみた。

Standard, Pro, Ultra とサービスが3種類に分かれていてそれぞれ、日本語の1文字が

Standard: 2.6円、Pro: 5.3円、Ultra: 7.9円

となっている。コニャックが1文字0.9円だから3倍近いが、翻訳者のレベル保証があり最安値のStandardでも翻訳結果の保証を行っているところが違う。前回コニャックに頼んだものと同じ日本語の文章をお願いしてみた。ブラウザ上で日本語のテキストをアップし、Paypalで入金すると30分後には翻訳結果が来た。

インドとミャンマーの国境地帯は3000m級の山が連なる。ここに住むのがナガの人たちだ。インド側はナガランド州、ミャンマー側はサガイン州になる。日本にとって最も悲惨な戦いだったインパール作戦で有名な地域でもある。2000年まで外国人の立ち入りは禁止されていた。最近はきびい制限付きながら、入域は可能である。

Along the boarder between India and Myanmar lies a range of mountains 3000m high. Living here are the Naga people. On the Indian side is the Nagaland province, with Sagaing province on the Myanmar side. The area is also famous for being the sight of the Battle of Imphal, Japan’s most harrowing battle of World War II. Until 2000 foreigners were forbidden to enter. Recently passage into the region has been allowed, albeit with heavy restrictions.

翻訳品質は十分だ。これなら個人的に頼むなら問題ないだろう。

コニャックは翻訳する言語をある程度分かる人であれば使えるサービスで、myGengo は翻訳する言語が分からなくてもまかせられるサービスといえる。これが3倍弱の金額の差になっているといえる。

格安翻訳サービス、コニャックを使ってみた

日本語1文字0.9円という、信じられないほどの料金でサービスをやっているのがコニャックだ。誰でも翻訳者として登録できるので、翻訳者はプロではない人が多いようだ。

会員登録をし、ポイントを購入する。1ポイントが1円で最低300ポイントからの購入になる。原文はWEB上で日本語の原文をWEB上で入力するが、文字数は500文字までだ。その後24時間以内に3人の翻訳者から翻訳結果が来る。これで終わりである。

今回翻訳してもらった文章はこちら、写真サイト用に自分で書いた文章だ。

インドとミャンマーの国境地帯は3000m級の山が連なる。ここに住むのがナガの人たちだ。インド側はナガランド州、ミャンマー側はサガイン州になる。日本にとって最も悲惨な戦いだったインパール作戦で有名な地域でもある。2000年まで外国人の立ち入りは禁止されていた。最近はきびい制限付きながら、入域は可能である。

この文章をアップした後、30分ほどでひとつ目の翻訳が送ってきた。3人目の翻訳は3時間ほど経ってからである。非常に早く翻訳結果が帰ってきた。翻訳結果は「使えそう」「どうだろう?」「きびしい」というように、3レベルにきれいに分かれた。「使えそう」な翻訳が以下の英語だ。

On the border between India and Burma, there are a series of mountains over 3000 meters high, and there live Naga people. The state in the Indian side is called Nagaland and Burmese side is Sagaing. This area is known in Japan for the battle of Imphal, one of the most disastrous battles during World War II. Until 2000, foreigners were prohibited to enter this area. Nowadays, it opens also for foreigners with strict limitations.

きびしかった英訳では、日本語の意味を取り違えていたり、サガインなどのマイナーな固有名詞の綴りが間違っていたりした。このように、レベルの低い翻訳者もいるため、3人に翻訳させているのだろう。ただ、英語だとこちらもある程度評価できるが、その他の全く知らない言語だと3種類の訳文が来てもどれがよいか分からない。このあたりは問題だろう。

今回の文章152文字で料金は138ポイント(円)だった。翻訳者一人に46ポイントである。翻訳者がこれを現金に換えるためには20%の手数料というから36円足らずである。この金額を考えると、低いレベルの翻訳者がいても仕方がないかとも思われる。利用者がこのあたりを十分に理解した上でなら、十分活用できるサービスだ。

ところで、コニャックのブログを今見たらこんな一文があった。

さて、まだリリース出してないので詳しくは言えませんが、来週水曜日8月4日に新しいあっと驚くコニャックのサービスプランが出ますので、併せてよろしくお願いします。

期待してみよう。

日本語の本を電子書籍として外国語で売る場合

日本語の本を外国語に翻訳して電子書籍として出版できないだろうかと、考えている。そこで問題になるのが翻訳料だ。翻訳者ディレクトリというサイトの料金表を見ると、日本語から英語の場合はフリーランスで英語200ワードあたり相場が2,600円~3,850円くらいだ。日本語の2文字がおよそ英語の1ワードに当たるらしいので、安くて1文字6.5円になる。それに、書籍として読ませる英語となると、ネイティブだったら誰でも書けるというわけではない。これは英語に限らず全ての言語で共通だろう。

値段だけを考えてみよう。200ページほどの文庫本で10万文字くらいはある。さっきの最低相場6.5円/文字で計算すると、65万円になる。定価5ドルでアマゾンで売ったとして一冊の利益が5x80x0.7=280円だ。そうすると、650000/280=2321冊になる。経費を考えると4,000冊は売らないとビジネスとして成り立たないだろう。日本人のマイナーな作家の本だと4,000冊も売るのは難しいだろう。

これを解決するには、たくさん売る、翻訳料をもっと安くする、翻訳も印税制にするなどが考えられる。そこで、翻訳料がもっと安くならないかネットで調べてみると、二つの日本のサイトが見つかった。

Conyac(コニャック)
mygengo

コニャックでは日本語1文字が0.9円/文字と格安のサービスだが、プロの翻訳者ではないようだ。mygengoはプロの翻訳者を使って最も安いのが2.6円/文字になる。どちらも従来の翻訳の相場からすると非常に安いが、コニャックは驚異的な値段だ。試しに翻訳をやってもらうことにした。

次回に続きます。

村上龍の小説、「歌うクジラ」を購入してみた

村上龍の小説、「歌うクジラ」を購入した。全600ページ以上の作品だが、120ページばかり読んだところだ。iTunesで販売しているこの小説、iPadアプリという形式で1500円だ。iPhoneには対応していない。

表紙

まず表紙、暗い海に黒いクジラ、記憶が詰まった気泡がゆっくり上っていく。バックにはクジラの深い歌声。なかなか優れた表紙だ。動きも音もあるが、それらは控えめで読書への期待感を高める効果を出している。坂本龍一の音楽はこの本に十数箇所出てくる。特定のページを開くと特定の曲が流れるというようになっている。曲といっても、一般的な楽器を使った音楽ではなく、メロディーもないような環境音楽的なものでイメージを膨らませせてくれる。また、各章ごとにイラストがあるが、表紙と同じように暗い色調で、かすかに明るくなったりして若干の動きはある。だが、これも読書を邪魔するものではなく、この小説の中により引き込んでくれるものだ。このあたりのまとめ方はさすがだ。

各章の見出し

ブックリーダーとしての機能は最小限のものはそろっている。明るさ調整、音量調整、ブックマーク、目次表示、ページスライダーなどだ。ただ、文字サイズ調整や画面の拡大などはできないし、文字検索などもできない。また、表示画面は1画面1ページ表示だけで横向きに2ページ表示することはできない。ページ送りは、i文庫HDや iBooksのページめくりとそっくりの動きをする。ただ、i文庫 HDではページめくりの表示方法を変更できたが、このアプリでは変更できない。こうして見ると、ブックリーダーとしてはちょっと物足りない。

横書きになっている

珍しく横書きの文芸書

ひとつ忘れていた。縦書きではなく横書きだ。文芸書で横書きは珍しい。私も最初は横書きに戸惑い、小説の中に入り込んでいけなかったが、それは最初の数ページだけだった。その後は気にならなくなった。横書きが標準のネットでの文章になれてしまったのかもしれない。日本語の電子書籍は縦書きだと自分でも思い込んでいたので、今回の体験は面白かった。

この本の一番の問題は価格だろう。1500円をどう見るか。

600ページ超だからもしハードカバーで出たら3000円前後にはなりそうだ。1500円だとその半額、安いといえば安い。でも私には高く感じた。音楽もイラストも効果的で素晴らしいのだが、iPad専用アプリだからiPadでしか読めない。iPhoneで読めないし、携帯でも読めないし、PCでも読めない。それに、ブックリーダーとしての機能も貧弱だ。紙の本ではよくやっていた友人への貸し借りも難しい。となると、1500円というのが高く思えてくる。

日経による報道では、「当初の販売目標を、電子書籍の開発コストが回収できる5000ダウンロード」となってる。単純計算だと、1500x5000x0.7=525万円が開発コストになる。「開発コスト=アプリ開発費」になるのかどうか分からないが、かなりの割合を占めているだろう。出版コストが印刷に比べると非常に安くなることが電子書籍の優れた点のひとつになっているが、「歌うクジラ」だとそのメリットがあまりないようだ。

YoutubeがアプリからWEBへ、電子書籍も?

Youtubeのモバイルサイトが変わった。

http://www.gizmodo.jp/2010/07/youtubeyoutube_mobile.html
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20416451,00.htm

今までiPhoneで動画を再生させると必ずYoutubeアプリが立ち上がってのだが、新しいモバイルサイトだと、WEBブラウザの中で直接再生するようになった。これを設定するにはちょっと変更が必要だ。今まで通りiPhoneでYoutubeのサイトを表示した後、下部の「日本語」をタップし「English(US)」に変更する。これで新しいモバイルYoutubeのページになる。これでコメントを見ることができるし、画質の設定もできる。アプリが立ち上がっていた従来のYoutubeより新しいモバイルサイトのほうが高画質だし、PC版のYoutubeと同じ機能と使える。HTML5の技術を大幅に採用している。

リスト画面

詳細画面

ただ、iPhone3GSでは新しいモバイルYoutubeになったのだが、なぜかiPhone4では古いままだ。Googleはβ版が得意な会社なので、日本語版も含めてしばらくして対応するのだろう。

動画がアプリよりもWEBのほうが使いやすくなったのを見ると、どうしても電子書籍のことを考えてしまう。特にGoogleが今年の夏にアメリカで始めるというGoogleエディションだ。日本では来年初めの予定になるそうだが、これはHTML5およびEPUBをサポートするという。HTML5だと完全にWEBベース、電子書籍もWEBベースが増えるかもしれない。アプリによってiPhone, iPadをコントロールしたいアップルだが、WEBだけはコントロールできない。それに、Apple自身がWEB標準化の旗ふり役だ。

サイトをふたつ立ち上げた

最近、このブログをさぼりがちだった。というのも、サイトの作成をふたつ抱えていそがしかったからだというのが言い訳だ。

ひとつは依頼されたサイトで、足立区の銭湯組合のサイト「足立といえば銭湯」だ。足立区は東京の中でも昔ながらの銭湯がたくさん残っている。このサイトが銭湯の活性化に繋がればうれしい。

もうひとつが、カメラマンの友人たちと共同ではじめた旅と写真のサイト「Campur Photo」だ。Campur Books と同じCampurという名前を使っているぐらいだから、兄弟サイトだが今のところ直接の関係はない。将来は内容的にも繋がる部分も出てくるかと思っている。このサイトでは、日本を含む世界各地で撮影した写真がたくさん出ているのでぜひご覧いただきたい。

この両サイトがなんとか立ち上がったので、これからはこのサイト、Campur Booksにもこれまで以上に力を入れたい。

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