PC用の液晶に「目つぶし液晶」というものがある。目つぶし液晶を使うと、目が非常に疲れるし、乱視が悪化する場合もある。画面が明るすぎることも原因のひとつだが、もうひとつの原因は液晶パネル自体の品質だ。安い液晶だとギラギラ感やツブツブ感があり、しばらくすると非常に目が疲れてくるものが多い。以前会社勤めしていたときに会社で使っていたのがこのギラギラ液晶だった。そこで、自宅で使う液晶は奮発した。目つぶし液晶はTA方式が多いが、IPS方式という斜めから見ても色の変化がほとんどないすぐれた方式で、おまけにAdobeRGB対応という広い範囲の色が表示できる高い液晶を買った。会社のものと比べると雲泥の差で、懐にはかなり厳しかったが目には優しかった。
iPadの液晶はこのIPS方式という高品質のものを使っているので、安い液晶と比べても発色がきれいで斜めから見ても色がほとんど変わらないし、輝度を下げると目にも優しい。ということで、いくつか本を読んでみた。1時間後、かなり目が疲れた。高品質の液晶といっても、やはり液晶は液晶だ。iPadの場合は見る距離が近いことや、表面がつるてか画面などが疲れる原因かもしれない。特に老眼になってきた年齢の人間にはちょっときつい。
目が疲れる原因として、解像度も関係しているようだ。iPadは9.7インチで1024×768と、ノートパソコンと比較してもけっこう解像度は高い方だ。ただ、ノートよりも目に近づけて使う場合が多い。特に本を読んでいるときは顔に近くなる。そうすると、ドットが見えてきて細かな字(部分)がぼけて見える。ぼけているから目はもっとはっきり見ようとする、でも見えない。それでよけい疲れてくるのではないか。iPhone4の液晶は印刷に近い解像度になり、目もあまり疲れないという。次世代iPadが倍の解像度になると、目の疲れがかなり軽減されるのではないか。
結局今のところ、文字だけの本を読む場合、iPadより電子インク方式のKindleのほういいようだ。アマゾンは、電子書籍を売るためにKindleを販売している。だったら、機器の採算を度外視した格安Kindle 5,000円なんていいと思うがどうだろう。
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6月 21st, 2010
後藤 修身 (Goto Osami)
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